• コラム
Date:2024/06/04

マンションの消防設備点検について解説!頻度・報告の流れなど

マンションには、警報設備や消火設備、避難設備といった消防設備が設置されておりますが、火災が発生したときに正しく作動しなければ意味がありません。そのため、消防設備が正しく作動するか、定期的に点検しておく必要があります。

しかし、マンションを管理している方のなかには、「消防設備点検とは何?」「消防設備の点検は義務なの?」など、どのような点検をするのか分からない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、マンションの消防設備点検について、点検の内容や頻度を解説します。マンションの消防設備点検・報告の流れも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

マンションの消防設備点検とは?


マンションの消防設備点検は、居住者の安全を確保するために定期的に行われる重要な作業です。消防設備点検は、火災や災害が発生したときに消火器や消防栓などの消防設備が、正常に動作するかどうかを確認します。点検されるものは、消火器や消防栓、非常用通路、火災報知器などさまざまです。

消防設備は、火災などの予期せぬ状況や突発的な事態が起こったときに、正しく作動しなければ意味がありません。そのため、消防設備が設置されている建物は、法律によって定期的に消防設備士による点検を実施し、その結果を消防機関へ報告することが義務付けられています。

分譲でも賃貸でも、マンションの消防設備の点検は必要です。消防設備点検の対象になる建物は、以下の通りです。

1、延べ面積1000m2以上の特定防火対象物

2、延べ面積1000m2以上の非特定防火対象物で、消防長または消防署長が指定するもの

3、特定一階階段等防火対象物

マンションは「2、非特定防火対象物」にあたる共同住宅に含まれるため、分譲・賃貸を問わず定期的に消防設備の点検を行わなければいけません。

消防設備点検は、マンション管理者の義務として6ヶ月に1回の点検が消防法で定められています。また、3年ごとに消防庁あるいは消防署長へ点検結果の報告が必要です。もし、消防設備の点検を怠ったり、虚偽の報告をしたりすると、罰則が科せられることもあるため注意しましょう。

 

マンションの消防設備点検の内容・頻度


消防設備点検には「機器点検」と「総合点検」の2種類があります。消防点検の対象となるのは、消火設備、警報設備、避難設備、電気設備などです。そのほか、排煙設備や非常コンセント設備などの消防設備も対象です

消防設備の点検は、消防設備士または消防設備点検の資格者が、消防法で定められた点検基準に基づき確認を行います。機器点検と総合点検について、詳しく解説します。

 

機器点検

機器点検は6カ月に1回実施し、消防設備の不具合を見つけることを目的とした点検です。主に外観の目視点検と簡易操作を行うことによって消防設備の不良を見つけます。

つまり、消火器や屋内消火栓設備、誘導灯などの消防設備が、「適正に配置されているか」「損傷などはないか」「有効期限切れがないか」などを確認するのです。

基本的に、マンションの共用部分で行われる点検のため、室内に立ち入ることはありません。

 

総合点検

総合点検は1年に1回行われ、消火設備を含む消防設備を実際に作動させ、異常がないかを確認します。たとえば、自動火災報知設備であれば感知器の感度試験をしたり、避難はしごであれば実際に降下したりして、点検を行うのです。

総合点検では消防機器の確認をするために、消防設備士または消防設備点検有資格者が部屋に入るため、居住者の立ち会いが必要です。マンションの掲示板に情報を記載したり、点検の案内をポストに投函したりして、居住者に協力してもらえるよう努めましょう。

 

マンションの消防設備点検・報告の流れ


マンションの所有者や管理者には、「定期的に消防設備点検を実施し、その結果を消防長または消防署長に報告する」ことが義務付けられています。消防点検の義務を怠ると消防法に基づいて、罰則が定められているため、きちんと消防設備の点検を行いましょう。

マンションの消防設備点検・報告の流れは、下記の通りです。

1、消防設備点検を依頼する業者の選定

2、消防設備点検の実施

3、消防長または消防署長へ報告

消防設備の点検を行えるのは、消防設備士もしくは消防設備点検資格者の資格を持つ人です。そのため、専門知識を持っている業者へ依頼しましょう。

業者への依頼が完了したら、消防設備士もしくは消防設備点検資格者の資格を持つ人が、マンションに設置されている消防設備の点検を行います。このとき、関係者は立ち合いが必要となる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。

消防設備の点検が終わったら、消防長または消防署長へ点検結果の報告をします。マンションなどの集合住宅の場合は、3年に1回報告が必要です。消防設備の点検とあわせて、消防署等への点検結果の報告も行ってくれる業者に依頼すると安心です。

 

消防設備点検を依頼できる業者をお探しなら


マンションの消防設備点検は、マンションの管理者に課せられた義務として、消防法で定められています。居住者の安全を確保するために定期的に行われる点検で、火災や災害が発生したときに消防設備が、正常に動作するかどうかを確認する必要があるのです。

消防設備点検には「機器点検」と「総合点検」の2種類あり、点検の内容や頻度がそれぞれ異なります。機器点検は6ヶ月に1回行われ、外観から判断できる点検や簡単な操作で判断できる確認を行う点検です。一方、総合点検は1年に1回行われ、消防設備を実際に作動させ、異常がないかを確認します。

消防設備の点検は、消防設備士もしくは消防設備点検資格者の資格を持った人でないと行えません。そのため、専門知識を持っている業者へ依頼するのが一般的です。

カメガイ防災設備は、消防用設備の点検、報告書作成から消防署への報告書提出・説明まで、スピーディーに対応いたします。豊富な実績と業界でも定評のある技術力があるため、安心してご依頼ください。

マンションの消防設備点検を依頼する業者をお探しの方は、ぜひカメガイ防災設備へお気軽にご相談ください。

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